読了 世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法を読了しました。2020 年読了本 14 冊目。

最初のまとめ

読み始めの動機

心理的安全性の確保をする手法を学びたかったため。

概要

Google 社のプロジェクトアリストテレスは re:Work にも載っており、有名なプロジェクトだ。プロジェクトの概要としては、チームの生産性を最大化するための調査と手法の提案を主としている。プロジェクトの提案は、効果的なチームには心理的安全性や相互理解が重要と述べられている。

この本では、筆者が実際に Google 社の心理的安全性を高めるための手法を具体例を添えて紹介している。

感想

同じ筆者のニューエリートを以前読んだことがあり、似たような内容だなと思っていたが、読み進めていったところ、非常に参考になった。大きく 3 つに分けて、重要そうなところを抜粋してまとめてみた。

1on1

心理的安全性や組織の風土になじむために、 1on1 が有効な手法のひとつとしてあげられている。 1on1 はメンバーのための時間で、マネジャーが話している割合が長ければ長いほど、心理的安全性が低いと考えられる。

また、心理的安全性が高いチームは 1on1 でプライベードな質問が多くなるらしい。プライベードと仕事は切り分けろといってもしょうがなく、プライベードで問題があると、それに引きずられて仕事にも悪影響がある。その問題を隠されるようであれば、信頼関係が築けておらず、最高のチームとはいえない。信頼関係を築いておき、すばやく解決できるよう人として協力できるようにしていきたい。

雑談や愚痴

一般的には悪いと思われていることだが、雑談や愚痴はチームの生産性を上げるために重要な意見となる。

雑談は上に書いた信頼関係ともつながるし、マネジャーは明日もまた仕事をしたいと思われるよう、個人個人と接していかないといけない。雑談しろといわれても困るなとなるが、具体的な質問の手法も載っており、参考になる。

仕事の愚痴は効率の悪い手法が原因だ。こうすればよくなるのにや、上司は何もわかっていないといった愚痴はチームの効率を改善するための要望として吸い上げ、チームをよくするチャンスとして歓迎する。

チームのビジョン

ビジョンはチームで必要だ。チームよりさらに大きい概念の部や会社といった単位でもビジョンはあるだろうが、チームでもビジョンを持っていないと、メンバーはどう行動すればいいかわからない。

また、メンバーの育成も必要で、最終的にはマネジャーがいなくなってもチームとして活動できるチームが最高だ。これらができていないマネジャーはマネジャーとしての仕事を果たしていないといえる。できていないのであれば今すぐに再考をする必要がある。

まとめ

今僕は 3 名に週 1 回 1on1 をしている。相手がどう思ってるかはわからないが(共感性がないので)、毎回未だに緊張する。理由は単に経験と知識不足で、不足の事態に対応できないのではないかと考えているだと思っている。その点、この本で知識を得られたので、多少の自信にはつながった。

雑談も感覚としてもっと増やしたほうがいいと考えていたが、感覚ではなく、うまく説明できるようになったと思う。これからも推進していきたい。

世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法