読了 知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書

知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書を読了しました。 2019年読了本49冊目。

読み始めの動機

採用周り権限内でやろうと考えて。

概要

リファラルの特長をまとめ、アピールブックという会社の特長を洗い出しし、求職者にアピールして、リファラルをどう運用に落とし込むかが繰り返し書いてある。

感想

リファラルの特長のひとつとしてよくいわれる、採用コストが下がるという点に関しては若干疑ってかかっている。転職エージェントにかかる料金は分かりやすく、リファラル採用活動にかかる料金は採用までにかかった経費の交通費やご飯代、報奨金の他に採用に携わった人件費がかかるが人件費部分は不明瞭な部分が多いから。 この辺まで踏み込んで書いてあればおもしろかったが、そこまで深いことは書いてなくエージェントより安い!としか書いておらず、社長も駆り出しているため、人件費を正確に反映しても本当に安いかは相変わらずよくわからない。

もうひとつの特長のスクリーニングが終わっている点はまあだいたい同意。 ただし、ある程度深く考える人じゃないと報奨金目当てだったり、仲いいからとかいう浅めの理由で入れようとする人がいるので、仕組みとして会社のスクリーニングも必要。この辺はちゃんと書いてあり、アフターフォローの方法まであって、参考になった。実際活動するにあたり、僕も気をつけないとと感じた。

リファラルで使う求職票代わりになるアピールブックはこの本に書いてあることだけで過不足ないかは不明。まあだいたいこんなもんだろうっていう感じで、すり合わせていくたたき台にはなりそう。たたき台考えなくてもいいから、その部分だけで本代分は元が取れる。

あとは組織改善して、そもそもリファラルしたくなる会社にしないといけないですよと書いてあるけど、ここはあんまり深入りしていない。さらっと社長が耳が痛いことを聞き入れて、改善していきましょうとあるが、それができたら苦労しないよっていう人ことあたりの嘆きが聞こえてきそうである。

リファラル採用の本なので、組織改善に深入りする必要はないけど、参考書籍があるとうれしかったかもしれない。

組織改善が一番難しい。この世で一番難しいですよ悪魔。

リファラル採用の口説きで飲みに連れて行こうってあるけど、個人的には相手を選ぶ必要があると考えている。 社長と会社を好きな人(?)でリファラルプロジェクトを作りましょうみたいな若干定義がふわっとしたあいまいでエモみがある文章が散見されたので、この辺は人種が違うな〜と思いながら読んだ。

若干エモいけど、さっと読めるしだいたい書いてある内容は間違いないと思うので、ひととおりの知識を入れるにはいいんじゃないでしょうか。

知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書