読了 入門リモートワーク
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入門リモートワークを読了しました。 2019年読了本41冊目。
入門リモートワーク【電子書籍版】 - 笹書房 - BOOTH
読み始めの動機
転職に伴い、リモートワークがちゃんと制度としてある会社にはじめて入社するため。リモートワークのメリデメを理解する。
概要
筆者、及びリモートワーク実践者からの体験を元にしたリモートワークの実態についてまとまっている本。
感想
聞いたことある内容が多いけど、1冊にまとまってることに価値を感じた。
リモートワーク反対派の人は対面じゃないと〜みたいなことをいう人が多いが、なぜ対面じゃないといけないのか?ビデオチャットではだめなのか?をロジカルに詰めて、問題を明らかにし、改善する必要がありそう。
おもしろいと感じたのが、サボっちゃいそうだからって言ってる人ほど、うまくリモートワークできるというあたり。本当にそうなのかよくわからないが、前職でサボっちゃうから無理って言ってた人に実践してもらいたいところ。
ひとつ気になったのが、テキストベースのコミュニケーションで気をつければOKというスタンスは僕個人的な経験からいうと危険そうな印象を受けた。クソデカ主語で申し訳ないが、非エンジニアはテキストベースでのコミュニケーションが苦手な人が多い印象。こそあど言葉も気をつけてくださいって何度言っても、挙動が修正されない人が多かった気がする。指示語が何を指しているか分かりづらいはまだマシで、指示語が自分の脳内にしかない人を多数見てきた。
Slackで突如、
誰か氏「アレどうなりました?」
僕「アレってなんすか?」
誰か氏「〜〜のチケットについてです」
僕「う〜〜ん、誰か氏さんの席行きますね〜〜」
指示語である【アレ】が誰か氏の脳内にしかないので、僕が【アレ】が何かを聞かないと知るすべはない。
テキストベースでのコミュニケーションを改善しないといけない人にこそ、こういう本を読んでほしいが、この本に限らず、必要な人にこそ必要な情報が届きづらい現象があるので、どうしたものかなという課題感はある。
リモートワークは選択肢を増やせることにメリットがあるため、テキストベースでのコミュニケーションが苦手な人とコミュニケーションを取る場合は、会社に出社してランチでもしながら話しましょうっていう提案も必要そうだなと感じた。
結局の所、出社してもリモートワークしても、問題が発生するのであればそれを改善するための行動が必要で、まあ今までと大して変わらないなと感じる。転職先はリモートワークが企業文化として根付いているので、導入に向けてわあわあ揉めることもないだろうし、メリデメを理解して、必要に応じてローカルワークするかリモートワークするかを選択していきたい。