読了 The inner runner 博士が教える運動と成功の切れない関係
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The inner runnerを読了しました。2020 年読了本 8 冊目。
最初のまとめ
- 哲学者で起業家で運動生理学の博士でランニングコーチである属性モリモリの著者がランニングをするメリットを複合的な視点で伝えてくれる
- ランニング中だるみしてる人(僕なんですけど)にはよく刺さる
- 人生をよくするために走れ
読み始めの動機
ランニングは続けているものの、若干の中だるみとコロナに関連して、外出自粛しているため、ランニングをする意味とは?の問いの答えを知りたかった。
概要
あらゆる観点から、ランニングのメリットを語られる本。運動する人はしない人より給料がよかったり、健康的だったりとよくいわれることについての説明。また、走り続けることで、内なるランナー(The inner runner)との対話ができ、クリエイティブでいられ、精神的にもよくいられるという点も語られるのが、他のランニングの本と比べると印象的。
感想
最初の章で人はなぜ走るのか?という問いに対して、いろんな立ち位置からの答えがあるのがおもしろい。太っている人の答えは当然ながらダイエットになるが、動物学者や歴史学者と言ったランニング関係あるのか?って人の答えは独特で、おもしろく参考になる。
僕自身はランニングは趣味でやっていて、そろそろ 4 年目。比較的長く続いている趣味だ。年間走行距離は 1,000 km も行かないので、一般的な市民ランナー。ただ、普通の市民ランナーとはいえ、内なるランナーというのは認識することはある。気づいたら長距離をなかなか速い速度で走れることはあり、そのときはふしぎな感覚に包まれる。 また、ランニングは趣味とはいえ、つらかったり、めんどくせーという気持ちになることもある。しかし、走り終わった後に後悔することは絶対にない。ランニングしたあとは、満足感があり、自己効力感が高まる。
日常を生きていて、満足感を得られることは、そんなに多くない。1 歩外に出て、ランニングをしてくるだけで、毎日満足感を得られるのは大きなメリットだと思う。 それ以外にも、多くのメリットがある。健康的な体でいられる。クリエイティブでいられる。自身が手綱を握れる範囲で努力できる。
ランナーとして勝てる人はごくわずかだ。ただ、ランニングを精一杯することで、自分は努力ができる人間だと信じることができ、ランニングで培った信念は人生をよい方向に持っていくだけの力がある
。改めて、ランニングの効力を感じさせられた。
まとめ
現状、ランニングは少し中だるみしている自分にはモチベーションが上がるいい本だった。ランニングをこれからやってみたいっていう人や挫折した人、人生に迷っている人にもお勧めしたい。